ふ て い き び ん 第155号 2004.04.04.28

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ひろせ しんじ: 神奈川県藤沢市

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　誘拐事件について書きます。基本になっているのは、0414に作った「ふ」です。その後の書き足しが、先頭にあります。

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　誘拐されて解放された３人に対して、ヤツラの報道に対して「めげないで」と言いたいと思います。直接メイルを送りたいと思いますが。ヤツラの側の電話が多くて困って留守番電話に変えたという話は聞きました。メイルの方もとめたのでしょうか？番号の公開をやめた、とどこかに書いてあった気がしますが。誰か、仲間が中間に入って交通整理をした上で、僕のメイルを届けてもらえないかしら。

　「痴漢にあったのは、お前に隙があったから」という言い方に似ています。あの道は暗いから街灯を付けてくれと皆が言っていたのに、街灯を付けるのを拒否していたから痴漢が出たにも拘わらず。

　しかも「痴漢」ではないのです。要求された名宛人は日本国で、侵略軍の撤退を要求されたのです。しかも、誘拐された彼ら自身の活動が認められて、解放されたのです。「痴漢にあったのは、お前に隙があったから」という言い方で済ませられる問題ではありません。

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　捕まった３人に直接メイルを送りたいのと、同時に誘拐した側の武装グループに対しても「解放してくれてありがとう」というメイルを送りたい。解放を呼びかけてくれた聖職者のグループにも。こちらは直接伝えられなくても、どんな伝手でも良いので、日本の市民の一人が「ありがとう」と言っていたことを伝えたいのです。そういう市民どうしの相互的な直接のつながりが可能なのではないか、と思っています。

　そうすることによって、「冷血小泉、無能川口」を排除して、本当の付き合いができるようになると思うのです。

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　時期を逸しているとは思うけれど、040414に作った「ふ」をこの下に入れておきます。

《ふていきびん 第154号 2004.04.14》

　黙って居られないので書きます。ごく短めに。

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　自国の市民３人の命がかかっている時、３人の市民の命を見捨ててまで、守らなければならに「人道援助」なんて、あり得ない。「人道援助」ではないからこそ、撤退できないのだ。

　「人道援助」であるなら、今は一旦引き上げて、３人の命を救って、それからまた出直せば良い。本当に人道援助であるなら、彼らは受け入れるだろう。

　しかし、軍隊が人道援助するとは誰も信じない。米軍の兵士を運ぶ人達が「人道援助」の人達である訳がないから。「人道援助」に銃はいらない。丸腰の水道技術者を550人送り出すのが正しい選択だ。

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　誘拐側が、日本政府から何からの譲歩を得る前に「解放する」と声明したのは、３人が活動家としてイランにわざわざ出かけた人達であったことを理解したから。それを伝えたのは彼ら３人の仲間の活動家達。その動きが素早かったことに僕は感激した。３人を救えるのは、そういう力。

　僕が、転送したメイルはそういう中の一つ。その直ぐ後に、マスコミ報道がヒドイ、人質の命に関る、という声明が転送されて来ている。

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　日本政府は、活動家達に敵対する行動だけを取った。３人と同じ「人道援助」を自衛隊がしている、と主張したことで。早々と「自衛隊の撤退はしない」と言ったことで。

　日本軍（侵略軍・自衛隊）が「人道援助」ではないことは、どんなに隠しても皆に分かってしまっているのだから。

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　日本政府は、米国に３人の救出の要請をした。さて、米軍がアパッチ戦闘機で誘拐者を襲撃して、３人を救出したとしたら、彼ら３人は救出されることを受け入れるだろうか。

　<「自衛隊のイラク撤退が実現するのであれば、私の命をどうぞ奪ってくれ」と拘束した武装グループに告げかねない青年>と、被誘拐者の一人を紹介していた。

　「私の悲しみを戦争の口実にしないでくれ」と言う人達が居る。

　アメリカのやっていることは、まさに、これらの人達に敵対すること。アメリカに正義はない。そして、その米兵を運ぶ日本自衛隊にも。

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　「ヒロシマ、ナガサキ」をアフガニスタンの人もイラクの人も口にする。誰もがその根底に流れているものが同じだということを知っている。アメリカのやり方は間違っている、と。東京大空襲も加えたい。軍事施設を狙った攻撃ではなかった。市民（非戦闘員）を殺戮するのが目的だった。日本で、ベトナムで、アフガニスタンで、そしてイラクで。

　600人も殺して、なにをどう、平穏にしようと言うのか。イラク人を全部殺せば、イラクは平穏になると言うのか。

　アジア蔑視、イスラム蔑視がある。

　ファシズム日本は敗れるべくして敗れた。しかし、ヒロシマもナガサキも東京大空襲も、戦争を終らせる為に是非必要なもの、だけではなかった。戦争だからと言って許される範囲内にはない。戦争に勝ったから全てが良しと出来るものではない。そして、天皇は処刑しなかった。きちんとこの点は批判をすべきだと思う。

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　まだ、解放されていないので、言いようがないけれど。

　今回、メイルが転送されて来て、僕は、確実にマスコミとは違う回路の情報路を持ったと思った。今回そのメイルの中から、日刊ベリタというインターネット上の新聞（http://www.nikkanberit.com）を教えてもらって、それからは、毎日ニュースを見に行っている。新聞という紙の大きさに限定されない、朝夕刊という時間に限定されない、ということがどんなに良いことか実感した。有料の記事も読んでみた。

　小泉の発言で人質の解放が遅れているという記事もここで見つけた。

　なお、アルジャジーラの英文ニュースは　http://english.aljazeera.net 。

　是非、直接自分で見て、情報を得て判断してください。

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　ひろせ　しんじ

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