ふ て い き び ん
第150号 2003.12.10
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ひろせ しんじ:
E-mail ID : neperio(at)nifty.com HP
URL:http://homepage3.nifty.com/neperio
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昔、学生の時に家庭教師をした僕の弟子の、そのお父さんとE-mailのやり取りがあります。その人に今日書いた手紙。
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《日本は、侵略軍をイラクに送るな!!》
日本の自衛隊の派遣を、イラク市民のためのボランティアのような、平和の為の行為のような報道がされています。その善意の団体が安全であるかどうかを問題にするような。
そんなの変です。ウソです。日本の軍隊の派遣は、侵略軍の派遣です。侵略者です。だから攻撃されるのです。
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アメリカは侵略軍です。何の正当性も持っていません。ベトナム戦争では、軍隊の派遣の要請がベトナム政府からあったのでしょう。でも、イラクでは、それさえありません。侵略して、そこに政府を作ったって傀儡政府でしかありません。それを助けに行くのは、侵略者のお手伝いでしかない。しかも丸腰のお手伝いではなくて、軍隊です。侵略軍以外の何者でもありません。米軍の後方支援というのは、軍事行動そのもの。何が違いがあるのか。
日本は、ずっとブッシュを肯定しているのです。どうして、ブッシュとは別のイラク市民のためのボランティアである筈がありません。米軍のお手伝いです。
どんなに、攻撃をしても良い相手です。だって、侵略者です。侵略者に抵抗するのはそこに住む人達の当然の権利です。
誰が、フセインをやっつけてくれって頼んだのです?誰も頼んではいません。そこに住む人達は誰も頼んでいません。フセインだって、そこに住む人達に選ばれた代表だったのですから。
例えば、僕が「小泉を排除してくれ」って、どこかの国に頼んだとして、「はい、排除しましょ」って来た軍隊は侵略者です。それと同じ。ブッシュは危険だからと言って、ブッシュ排除に某国の軍隊は出せないのでしょ。それに対して、アフガニスタンはアメリカを爆撃する正当な理由があります。イラクはアメリカを爆撃する正当な理由があります。アメリカによって国家を侵犯されたのですから。
侵略者と戦うのが、何でテロなんですか?ブッシュのやっていることがテロなのです。それ以外の何ものでもない。
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自爆テロがステキなことだとは言いません。しかし、自分の死を受け入れてまで、攻撃する、という人の心情を思います。(もしかしたら、自分も死ぬかも知れない、という死をかけた行為ではなくて、それ以上に、自分が死ぬことで、初めて攻撃になるという行為です。)
日本の特攻と一緒にして考えたくはありません。
親を殺され、兄弟を殺されて、自分も殺されるのなら、その前に、死を引換えに攻撃しよう、と考えるのでしょう。
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9.11の時、真っ先に思ったのは、僕は攻撃される側の人だ、ということでした。今も変わっていません。僕だってツインタワーに居た可能性がある、と思いました。それに対して、僕がアフガニスタンに居た可能性はほとんどないのです。
それでもなお、アメリカの側とイスラムの側のどちらに付くのかと言われたらイスラムの側に付きたいと思います。
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書いた手紙を少し書き足しました。
こういうことを書く場所が「ふ」なのです。1973年の学費の時に、自分の発信手段を持ちたくて始めた個人誌なのですから。
今日は、ここまで。
ひろせ しんじ
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☆☆「ふ」は、ひろせしんじの個人誌。好き勝手ことを書いて好き勝手なときに送ります。受取りたくない人はそう言ってください。無理やり読ませるのでは悪いので。☆☆