ふ て い き び ん 第137号  2002.7.14

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ひろせ しんじ: 神奈川県藤沢市

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　ご報告、第３弾。

　０７０５（金）に七沢（ななさわ）リハビリテーション病院に転院しました。（名称：七沢リハビリテーション病院脳血管センター、住所：神奈川県厚木市七沢１３０４番地、部屋番号：本館４階、B4病棟、４０８号室）

　厚木から、宮が瀬ダムに向かう道で、七沢温泉の中にあります。大山のふもとと言った方が良いのかな？それで、神奈川リハビリテーション病院と七沢リハビリテーション病院というのがあって、七沢リハは、奥の方の病院です。愛甲石田、本厚木からバス３０分。バスの時刻表をホームページから取ったのもがありますので、必要なら郵送させてもらいます。

　入院中の本人に葉書等を出す場合は部屋番号を明記してくださいとのこと。

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　リハビリ専門の病院ということで、病院内の感じがずいぶん違います。ベッドはあるのですが、昼間から寝ている人は居なくて、皆、車椅子で動き回っています。寝巻きでなくてシャツとトレーニングズボンというのも感じが違う理由。なにか、車椅子の人がゴチョゴチョ動き回って（遊んで）いるという感じ。好感が持てます。

　主治医の他に担当看護婦という制度があるのも良い。誰かが巡回に来てしてくれるのではなくて、担当の看護婦さんが応答してくれるのですから。

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　「毎日、電話をしてね」と頼んできました。電話では短い時間のコニュニケーションしか出来ませんが、それでも毎日話しができるのと出来ないのでは気持ちの落ち着きが違うと思います。気持ちが疲れて（落ち込んで）否定的になるのを、ともかく避けたいと思っています。

　今、手紙作戦を考えています。第１便は今朝出しました。宛名のシールを封筒に貼って、返信用も作りました。毎日送り出すというのはどうかしら。大変かな？

　返信用の手紙を書くのは大変（右手が言うことを聞かないので）、返事はレ印を入れて送り返してもらうのにしました。

　今日の例文は

『ひろせ　しんじ　様

２００２．　７．　　　　《←ここは日付を記入する。》

　０２０７０９夜付の手紙受け取りました。

□とても、うれしかった。

□とても、うっとうしかった。　　《←どちらかの□にレ印を入れる。》

□洗濯物は、もう出してみました。

□洗濯物は、まだ１度も出していません。〔それじゃ、「きたねえ」でしょ。〕　　《←この質問については、是非上の段にレ印を入れること。》』

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　明日の想定レ印問題（返信）はとも君が作ってくれるかしら？

　レ印問題作成委員会（略称「レモンの会」）を作ろうかな？

　レ点なら、右手でも十分書けるはず、「○をつけよ」という方がリハビリ効果はあるかも知れませんが。笑いの取れるやつを子供に考えてもらいましょう。果たしておじいちゃんも楽しんでくれるでしょうか？

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《短信２》

　下田の家を維持することは、到底できないので、畳む話をずっとしていました。いよいよ具体的になってきました。（入院話と重ならなければ良かったのに。）

　それで、家を空にしてからお客さんに見てもらうため、荷物を運び出す引越しを７月８日にやりました。２トンショート１台分の荷物を辻堂へ。乗せられなかったものは整理の業者に入ってもらって処理します。その費用は引越代よりも高いはず。しかし、専門家に頼まなくては、捨てるものが捨てられないので仕方ない。夜逃げした借家人の後始末というのが、元々の仕事だろうか？それと同じというのは如何にも寂しい。けれど仕方ないよね。

　整理をしてたら、お袋の荷物の中から版画の道具が出てきた。彫刻刀だけは親しかった版画友達にもらって貰らおうと思って届けた。渡そうとしたら、言葉が出てこなくて、涙が出てきてしまって、困った。

　それで、一緒に車に積んであったお袋の作品をひとつもらって貰った。「どくだみ」。先生が摺ってくれたもので、濃淡があって柔らかいもの。同じ版木でも摺りによって凄く違う。で額に入れてあって丁度良かった。

　２週続けて下田まで走った。こういうことも、もうなくなるのですね。

　今回のことでは言うべきものが凄くたまっています。それはまた別の機会に。

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　ひろせ　しんじ

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