ふ て い き び ん 第101号 1999.5.9

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ひろせ しんじ: 神奈川県藤沢市

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《中国の友達》　去年の12月に中国に行ったとき、通訳をしてくれた人と、個人的な手紙のやり取りをしたいと思っています。「しています」とは言いたいのだけれど、1度手紙を書いて、その後僕が3ヶ月以上も返事を出していないままです。

　何度も書いてみるのですが、何か不足感があって、出さないままになってしまうのです。やっと、明日の朝には1つ送り出せます。もう封筒書きも、封もしましたから。

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　僕の出した手紙が元で、迷惑がかかってしまうことがないかしら、というのが心配なのです。近頃の「ふ」には過激なことはありませんが。昔、エスペラントの時、そう注意されたことがあるので、少し心配です。一人っ子政策の話なんか聞きたいしね。平気かな？

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　エスペラントでのE-mailが少しずつ入ってき始めました。もう少し沢山受け取れるようになると、こちらも発信を増やせると思うのですが。

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《自分の机》　バージニアウルフではありませんが。この何年か、自分の机を子供に譲ってしまい、居間のテーブルを使っていました。PCも居間に置いていましたし。でも、取り戻すべく、PCを大人部屋に移して、PCの隣に机を作りました。机と言うより、ちょっと物が書ける台ですが。それで、久し振りに手紙を書けたということです。いざ送り出そうとなると、必要なものが散らばっていて...。しばらくは面倒は残りそうです。何度も机を動かしたし、PCと机が別々に置いてありましたから。物がいつもの場所にあるということは大切なことなのですね。

　居るものと要らないものの基準を少し変更して、少しは身軽になれるようにしたいと思います。どんどん増えてしまいますからね。

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　これだけ書いたら少し気持ちが落ち着きましたので、この下には、書いてあるものから1つ2つ載せるましょう。

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《手紙と「ふ」》　「ふていきびん」は、お手紙そのもののつもりで始めたのですが。手紙そのものとは違いますね。手紙そのものではないことを楽しんでいる部分もあります。でも、手紙と違って返事をあまりもらえないのはさびしいね。

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《背中を押す力2》　〈背中を押す力〉を肯定したいという話を97号に書いた。その後〈背中を押す力〉を肯定しようとしたら、いろんなものが見えてきた。

　先日（4月24、25日）下田行きの間に、真中さん（翔子、小6）にセックスの話をした。夜、床に入ってから、一方的に話ただけなのだけれど。

　翔子はそういう話をする（される）のをとても嫌がるのだけれど、それでも話をした。セックスというのは、裸になって抱き合うことだし、膣の中にオチンチンを入れるのし、気持ち良いのだ、という話。

　気持ち良いから、今すぐドンドンおやりなさい、という話ではないけれど、と話をした。

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　どういう話をどういう順番でしたのか、自分でも良く分からない。それで、もっとていねいに話をして置きたいと思う。

　真中さんだけでなく、男の子の方にもして置きたいと思う。心配ということでは、人間関係を作ることに力を使える、ということでは、真中さんが一番心配がない。被害者になる可能性といういう意味では、真中さんが一番心配ではあるけれど。

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　イヤラシイこととして排除されるべきことではないこと。

　裸になって抱き合うには、相手と良い関係を作っていないとできないこと、良い関係を作るために、まず人に出会わなければならないし、良い関係にする努力が必要だということ。

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　おおっぴらに、皆に見せるようにしてするこではないだろう。自分達だけの世界（空間）でした方がゆったりするだろう。それはそれで良いと思う。でもそれは「隠さなければならない」と「悪いこと」ではない、ということ。

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　うんと個人的なことになるので、誰とでもするということではないだろう。する為には、することができるだけの良い関係が欲しい。裸で、相手に対するというのは、普段、服を着ている人には、そう簡単なことではない。

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　僕が、求めるのは、できたら「ない方が良い」という基本的に肯定しないという態度ではなくて、それもあるということを肯定したところから始めたいということ。

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　気持ちが良いもの、だと思う。それで、一方だけが気持ち良くて、他方が苦痛では関係が成り立たない。両方が共に気持ち良いことが一番だけれど、そうでなくても、一方が気持ち良くて、他方は、相手が気持ち良いと感じていることを肯定して、見られる関係が欲しい。

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　何故〈背中を押す力〉を肯定したいのか、と言えば、それは、すごく大きな力だから。それを肯定すれば、大きな力を得られると思うから。

　それを、否定して、押し込めようとすると、すごい力の無駄使い。不自然。

　それと、肯定して始めないと、他人に対して関係を作ろうとする力がなくなってしまうと思う。

　僕は、自分の子供達に、相手との関係を積極的に作れる子になってもらいたくて、その為には、力を肯定する必要があると思っていす。

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　「時代はセックスレス」というのになって欲しくない。〈背中を押す力〉に従わない人が多くなって、相手を必要としなくなる、ということが起きてきていると思うから。

　結婚だけが、形ではないと思う。でも、それに変わる形が見えていない。

　〈背中を押す力〉を使うには、結婚という形は良い方法なのだと思っている。その力が肯定的に使用されるために良い関係を作ろう、良い関係を維持しようという。

　「結婚」の話は、体制との話もあるので、ただただ肯定ということではにけれど。

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　など、

　ひろせ しんじ

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