ふ83

ふていきびん第83号 1998.5.10

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ひろせしんじ: E-mail ID: Home page URL:

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E-mailでやり取りできる相手が増えてきて、E-mailを開けると着信があるという打率が非常に高くなりました。「ほぼ毎日開けるけれど、ほとんど着信があります」と言いたいところだけれど、実際は、1日おき位に開けて、打率は5割を少し越えているという位でしょうか。

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それでも、紙の手紙は書く必要がなくなりました。紙の手紙を書こうと思わなくなった、というのが正確な言い方です。E-mailのやり取りだけで、やり取りができる絶対量に届いていてしまうということです。だから紙の手紙を出す隙間がなくなったということです。

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手紙の面白さは、やはりその中身にあります。だから、面白くない手紙ではやり取りが続かないということです。面白くない手紙に返事を書く気にはならないでしょ。

！とほほ、それで僕には返事がこないのだ！

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E-mailを使い始めたころ、「元々手紙を書く文化を持っていた人だけが、書き続けることができるのだ」と思っていました。この所、少し感じが違ってきました。以前の紙の手紙に比べたら完成度の低い手紙が普通にE-mailに乗って来るようになりました。手紙の質が変わったのだと思います。手紙自体が昔より軽くなって、それでも構わないと思って送り出す人が増えて来たということです。（僕は肯定的にこれを書いています。）

僕自身も、以前なら1つの手紙にしていたものを、半分づつ2回に分けて送り出しているという様な状況があります。（だからその1回づつは、完成度が昔と比べて低いのは確かです。）

で、伝達されているものの量は以前と比べたら格段の差で大きくなっています。（昔なら1つの手紙が、今は、半分の手紙を3回出すので全体の量としては以前より多いというような計算でしょうか。）

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で、面白くない手紙（と言ってはすごく失礼なのだけれど）は、露骨に判ってしまうという状況になってきたと思います。昔なら、手紙をもらったということだけで、粗末には出来ないという思いがありました。また、手紙にするだけ、それだけでも十分苦労した跡がありました。それが、E-mailだと、中身だけが見えてしまうので、面白くないのは容赦なく面白くないのです。で、中身です。中身に興味が持てるか否かがはっきりしてしまうということです。

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昔は相手に合わせるというところがあったのですが、E-mailでは、無理に合わせる必要がないようです。合う相手に出会い易いから、合わない相手に無理する必要がないということでしょう。僕自身、うまく沢山出会っているとはまだ言えません。でも、伝達がし易いだけに、今までよりも広がりがあることは確かです。

具体的な話としては、僕にしたらずっと年上の人とのやり取りが昔よりずっと楽に行われています。逆にうんと年下の人も、紙の手紙の時よりもずっと容易に意見を言っている気がします。

それと、E-mailでは相手に合わせることよりも先に、自分はどう思うかと言わざるを得ない場面が増えてきたのではないでしょうか。そういう質の変化が起こると良いなと、と思って（予感して）いたことはありますが、現実のものになって来た気がします。嬉しいことです。もっと進むことを期待しています。

文字による意見交換で、論争ができるというところに近づいて来ている気がします。

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E-mailをやり取りできる相手が15人位で、これ位の変化を感じるのですから、E-mail IDが30位になったら、どうなるのでしょう。対応できるのでしょうか。

E-mail等の方法を使える人と、使わない人との間の差をどうするか、とある人が言っていました。残念ながら、今のところ、面白さに気付いて使い始めた人としかつながれない、と言うしかありません。

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SCSIを差し込んでJAZが使えるようになった話は書いたかしら。NiftyからHome Pageを見に行くことができるようになった話も。後ほんの少しで出来るのに、やっていないということが多いはず。いろいろ教えて下さい。

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今回も同報通信を使おうと思うのですが、他の人のIDが見えてしまうというのは、IDを見られてしまう人にとっては迷惑な話だと思います。それで、同報通信と同じ効果で、他の人のIDを表示しない方法はないでしょうか。知っていたら教えて下さい。

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足の話を書こうと思っていたのだけれど、次回回しにします。次回回しばかりですね。

ひろせしんじ

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