ふ て い き び ん 第31号 1983.7.2
ひろせ しんじ:
これは自己紹介号。「ふていきびん」は、僕の個人誌。書く人も、刷る人も、皆僕一人。中味も僕のことばかり。ところが今回は、事情があって、もう一人のことも書くことになっている。そ、そうなのです。ついに始めたのです。新しい生活を。「やぁ，それはおめでとう」「ありがとう」
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というわけで、今号は、僕の友達に彼女（まさこ君）を紹介するのと、彼女の友達に僕の自己紹介をしよう、というわけ。ついでに「ふていきびん」の紹介もしちゃおうか？「不定期便・小史」というのもいいね。特集号を作ろうか？
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そも，個人誌の始まりは．と言うと‥。1969年、同人誌「K」。原稿の集まりが悪いので、ひろせしんじ独占版を作ったのが始まり。
1973年 旧「不定期便」（〜12号）。
1976年 エスペラント版個人誌「Neperiodajo」。ついでに日本語版「ぐずらだより」。いつしか「ふていきびん」に名前が変わっていた。エス版の方は、このところお休みが多くてまだ13号。何度も原稿は用意するのだけど、なかなかできず。でも、今回は作るよ。
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いつもは70部ぐらい刷る。すぐ配るのは8割ぐらいで、あとはだらだらと配る。前号は、50部しか作らなかった。書いた中味によって、ローラーを回している中に、ここらでやめとこう、と切り上げてしまうのだ。もちろんガリ刷りが大原則。ワープロ・印刷屋さんは邪道。
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5月の連休の時、大不調をやらかして、結局、自分でやりたいようにやるしかない、と決めた。自分でいいと思える方法で、やり進めて行こう。ということになった。僕が自分で決めたのなら、自分でやり続けることはできるもの。で、自分で自分を取り戻すには、結局一番根っ子になる「ふ」に戻ろうということになる。
僕自身の中で、書くこと、書いて皆の目にさらして、書かれたものとしてとどめておくこと、それが大切。
で、年4回刊ぐらいに回復しよう、と思っている。お正月号、早春号、暑中見舞号、馬肥号とでもしようか？今年は、お正月号（29号）、子供の日号（30号）と来て、今号は、おひろめ号？...。
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というわけで、いつでも書きたいことはあるのだけれど、思いついた時にどんどん書くというのにしよう、と思っているわけ。
よし、こうなったら．今回も牛のよだれ号にしちゃうゾ。
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《緊急インタビュー／まさこ君に聞く》
Shinji：書くのは得意じゃないって言ってたから、僕が聞いて書くことにしよう。 式だ、引っ越しだ、とガタガタしたけれど、もう半月も経ったわけだ。「何か変わった、何が変わったんだろう？」って言ってたでしょう、何が変わったの？
Masako kun：何か分らないけれど、少し気分が逢うの。
Shi：気分だけ？身の動かしかたも変わった？
Ma：それもある。
Shi：何が一番大きな逢い？
Ma：気にして、早く帰って来るようになったこと、とか...。
Shi：疲れる？
Ma：うん。&&（&&は首を縦に振った印。それぐらい、言葉数が少ない。)
Shi：時間欠乏症でしょ。
Ma：うん。時間ばっかり気になっちゃってね。そのうち慣れるのかな？
Shi：これから、30年も40年も一緒に居るってことはどんな感じ？
Ma：どんなって、とっても不思議。
Shi：一緒に居るってことが当たり前になるのかねェ。なるんだろうね。今はまだ気を使いすぎだけれど。
Ma：...。
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Shi：僕ってさ、やさしい人でさ、時々怖い人になるのかと思ってたら、時々やさしい人なんだって？
Ma：&&
Shi：怖いって、どんなところ？前は、予想が付かないことが、怖かったんでしょ？
Ma：そうじゃない。
Shi：気張りすぎ？
Ma：うん。&&
Shi：その他は？
Ma：...（ジッと見る）。
Shi：気を張らなくてもすむようになるのかなァ。自分でも神経質なのは知っているんだけど。
Ma：&&
Shi：本当に、何かうまい方法ないかね。
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Shi：僕は、少し変り者でさ、Maは普通だと思ってたけど、Maもだいぶ変り者だよね。自分でも変わり者ってこと認識っしている？
Ma：...。
Shi：「ガン子」って呼ばれてたのも、その辺のことなんでしょ。けど、僕に対して「ガン子」じゃないよね。
Ma：&&
Shi：僕に対しては「ガン子」になる必要がない、というんだというんだといいんだけど。
やっばさ、面白かったわけ、僕と会って？初めて「ふ」をもらった時は、どんな気がした？
Ma：面白い人が居るなって感じかな。
Shi：まさか、結婚するとは，思わなかった？
Ma：&&
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Shi：山歩きは好きだよね。また行きたいね。フライパンも買ったしさ。スキーは？こないだみたいのは、どう？
Ma：面白かった。
Shi：ゴンゴンやっちゃう方じゃないんだよね。そう、食べるの好きでしょ。良くいろんな物作るけど、好き？
Ma：好き？かな？
Shi：「おいしくないョ」って言わない方がいいョ。「味はどうかなァ？」って言ってくれりゃ、失敗したのかな？と気を回してあげるからさ。
Ma：本当に、ピッタリの味にならないのよね。
Shi：いい線だと思うよ。もう、完全にブタだね。量、少し減らそうよ。
Ma：いつでも作りすぎちゃうよのね。だから、残してよ。
Shi：残さずに食べちゃうんだよね。58Kgは越えたくないねェ。
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Shi：子供、どうする？
Ma：欲しい。沢山。
Shi：今すぐ？
Ma：今すぐ。
Shi：いつごろから、欲しいと思いはじめた？
Ma：ついこないだから。
Shi：大変だゾ、育てるの。イジイジしてるのができちゃうから。
Ma：いいよ。
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Shi：横浜の話、聞こうかな？いい所？後楽園は、やっば、なじめない？
Ma：最初は面白い所だと思ったけど。生活する場所とは逢うみたいね。横浜の方がいいな。
Shi：横浜って、海のにおいがするでしょ、あれいいね。汽笛もいいし。1年内ぐらいに、横浜に移りたいね。引っ越しは大変だろうけれど。
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《まさこ》
1954.3.28、横浜・
牛坂幼稚園、日枝小（伊勢崎町のすぐ隣り）、吉田中学校（上に同じ）、県立平沼高校（ニワトリ高校）、県立栄養短大卒。
森永製菓の研究所で食品分析一筋10年目。
食べることが趣味。美味しいものを求めて東へ西へ。ただし飲むのは好きじゃない。
旅行も好きだけど、僕君とはまだ一度しか行っていない。山登りも好き（ただし、登るより食べる）。
焼きもの、絵も好き。
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《しんじ》
1949.4.19、東京・杉並・久我山の生まれ。2人兄弟の下。
久我山幼稚園、高井戸第二小、富士見ヶ丘中、都立杉並高校（このあたりのことは、皆知っているからどうでもいい）慶応大学＋大学院。労働法、法哲学専攻。
特許事務所に3年。今、弁理士試験の勉強中。化学を今からやってみようか、とも思っている。
趣味は、もちろん、個人誌を作ること。手紙魔（このごろ少し魔力が落ちたが）。
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《見せます しんじ君の成績》
僕の成績なんて、誰も見たかないだろうけれど、こないだ打ち込んでおいたやつがあるので、穴埋めに使っちゃおう。
何だって、大昔の成績表なんか取っておいたのか知らないけれど、ともかく古いものを取っておく癖があるみたいだ。
今さら、小学校の時の成績なんてどうでもいいことなのだけれど、今真只中の人も居るんだよね。どうして、どうでもいいことだって、その時は思えなかったのだろう。
どうでもいいって，言い切るだけの強さを持ちたいものだね。皆にも、真只中の人達にも、持ってほしいな。
昔、峰村さんが言ってたけれど、「私は点数をつけたけれど、それは、たまたま、この問題に対するあなたの答えは、何点ですよ、というだけで、あなたの能力が何点だというわけでもないし、まして、あなたの人格に点数を付けているんじゃないんですョ。」と。
それを、皆は間違っちゃうんだね。ワザと。または無意識に。
大学と大学院の成続は次回。乞う御期待か？
○高井戸第二小学校○
／１年−２年＝３年／４年−5年＝６年
国語／５−４＝４／３−３＝３
社会／５−５＝４／４−３＝４
算数／５−４＝４／４−３＝４
理科／４−４＝４／４−３＝４
音楽／４−４＝４／４−３＝３
図工／５−５＝４／５−５＝４
体育／４−４＝３／３−３＝４
家庭／ − ＝ ／ −５＝４
○富士見ヶ丘中学校○
／１年−２年＝３年
国語／３−３＝４
社会／３−４＝４
数学／４−４＝４
理科／４−４＝４
音楽／４−４＝３
美術／３−３＝４
体育／３−４＝４
技術／５−４＝４
英語／３−３＝３
習字／３
○都立杉並高校○
／1年−2年＝3年
国語・現国／2−3＝2
・・・古典／3−2＝2
社会・地理／3
・・・倫理／ − ＝3
・・・世史／ −3＝3
・・・日史／ − ＝3
・・・政経／ − ＝3
数学・・I ／3
・・・・II／ −3
・・・・III／ − ＝2
理科・生物／2
・・・地理／3
・・・物理／ −4＝2
・・・化学／ −2＝2
・・・体育／3−2＝2
・・・保健／ −2＝2
書道・・・／ −3＝3
英語・・・／2−4＝3
(注) 表組をうまく載せる方法を思いつかなかったので、「／」「−」「＝」を区切りの記号に使いました。読みにくかったらごめんね。990411